インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサー

インフルエンサーという言葉を最近よく聞くようになりましたので、ご存知の方も多いと思います。
あらためて調べてみますと「世間に与える影響力が大きい行動を行う人物」ということです。
インフルエンサーを起用したマーケティング手法が「インフルエンサーマーケティング」です。

スマートフォンの普及により、いつでもどこでも気軽にインターネットにアクセスできるようになりました。そして、Twitter、Facebook、Instagram、YouTube等のSNSを使って、多くの人が様々な人とコミュニケーションを取るようになりました。

SNSは有名人も利用しているため、興味がある著名人をフォローすることで、その著名人がアップする情報を得ることができます。
また、人気の高いユーチューバーが現れ、彼らの情報の拡散力はタレントよりも上位という調査も出ています。
今、一番稼ぐユーチューバーは米国在住の9才の男の子で、4,170万人の登録者がいて、約90億の収入があるそうです。
(株)ディーエムソリューションズでは、インフルエンサーを5つに分類していますが、こういった人気ユーチューバーはまさにメガインフルエンサーです。

①メガインフルエンサー:
 SNSのフォロワー数が100万人以上

②ミドルインフルエンサー:
 SNSのフォロワー数が10万~100万人

③マイクロインフルエンサー:
 SNSのフォロワー数が1万~10万人未満

④ナノインフルエンサー:
 SNSのフォロワー数が1000人~1万人
(特定の範囲で一定層への影響力を持つ)

⑤ライトインフルエンサー:
 SNSのフォロワー数が1000人~1万人
(普通の一般人)

図:インフルエンサーカテゴリー

出典:㈱ディーエムソリューションズHPより作成

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これまでの人々の購買行動は、自分が検索し、自分が興味のある情報を探しに行くことが多かったわけですが、最近はアップされた情報に興味を持ち、情報を受けとり、購買を起こすというケースが多くなったそうです。
そのため、インフルエンサーを活用し、自社のサービスや商品に興味をもってもらう施策をとる企業が増えています。

インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット

マーケティングの施策として有効と思えるインフルエンサーマーケティングですが、⑭ディーエムソリューションズが挙げているメリットとデメリットの中から3つずつ紹介します。

●メリット
・情報が拡散されやすい
・ブランドの認知度が高まる
・製品が身近に感じられる

●デメリット
・ステルスマーケティングと思われる可能性がある
・管理をしっかりしないと炎上する可能性がある
・露出量の調整が効かない場合がある

インフルエンサーマーケティングにはメリットとデメリットがあります。
ステルスマーケティング(宣伝・広報であることを消費者に隠して行う活動)と思われないように管理をしっかり行わないと、炎上してその企業や商品の信用を大きく失い、ブランド力の低下という悪影響を及ぼす危険性もあります。

図:インフルエンサーマーケティングのメリットとデメリット

出典:㈱ディーエムソリューションズHPより作成

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日本での事例ですが、あるグルメサイトで、口コミ評価の代行業者がお金を受け取り、支払ったレストランなどに対して高評価を付けていた事件がありました。ステルスマーケティング発覚後はユーザーから批判が相次ぎ、そのグルメサイトの信用回復には、かなり時間がかかったそうです。
㈱ハーマンドットでは『インフルエンサーマーケティングというのはそもそも、「インフルエンサーが、プライベートでも広告主の商品やサービスを使っている」という宣伝をするのが目的ではなく、「インフルエンサーが、こんな広告主の商品やサービスがあるから使ってみて感想を伝えるね」という宣伝をするマーケティング手法』と解説しています。

●ステルスマーケティング対策チェックポイント6選

㈱ハーマンドットではステマ対策として6つのチェックポイントを上げています。
・ハッシュタグにて、#PRなどの推奨タグをつけてプロモーション投稿をする
・依頼されているということを隠さず、消費者に知ってもらう
・一般消費者として商品を使っていることを装わない
・商材やサービスを提供している企業・ブランドとの関係を明示する
・誤解を与えるような誇張した表現は避ける
・虚偽の記載は絶対にしない(実際に使っていないのに愛用しているなど)

弊社でもSNSを使った企画を請負うことがありますが、しっかりステルスマーケティング対策を立てなければならないと考えております。