今時の子どもたち③

今時の子どもたち③

タダ・ネイティブ

引き続き、博報堂生活総合研究所が発表した「子どもの調査結果」をご紹介します。
インターネットの普及により、通信料を除けば各種のサービスを基本的には「タダ」で利用できるようになりました。子どもたちは、「タダ」でコンテンツ(ゲーム、音楽、映像・・・)を楽しむことができます。

そんな「タダ・ネイティブ」はどんな時に積極的にお金を使いたいと思うのか。
実例として以下のことが挙げられていました。

●無料でマンガが読めるアプリを使っているものの、好きな作家の作品については「打ち切りになったら嫌だから、作者への感謝
 をこめて課金をしたい」

●マンガ雑誌の人気キャラクター投票で、自分の好きなキャラ3人全員に投票したいがために、同じ雑誌を3冊買った(1冊に1つ
 投票用紙が付いている)

●無料で遊んでいるゲームの中で流れている音楽にハマり、その音楽を生で聴くために、親の分も合わせて1万8000円もコンサ
 ートチケット代を支払った

タダ・ネイティブ

引き続き、博報堂生活総合研究所が発表した「子どもの調査結果」をご紹介します。
インターネットの普及により、通信料を除けば各種のサービスを基本的には「タダ」で利用できるようになりました。子どもたちは、「タダ」でコンテンツ(ゲーム、音楽、映像・・・)を楽しむことができます。

そんな「タダ・ネイティブ」はどんな時に積極的にお金を使いたいと思うのか。
実例として以下のことが挙げられていました。

●無料でマンガが読めるアプリを使っているものの、好きな作家の作品については「打ち切りになったら嫌だから、作者への感謝をこめて課金をしたい」

●マンガ雑誌の人気キャラクター投票で、自分の好きなキャラ3人全員に投票したいがために、同じ雑誌を3冊買った(1冊に1つ投票用紙が付いている)

●無料で遊んでいるゲームの中で流れている音楽にハマり、その音楽を生で聴くために、親の分も合わせて1万8000円もコンサートチケット代を支払った

この実例から「タダ・ネイティブ」にとってお金を払う行為は「好きなものに対する応援」や「好きなものへの接近」という「『好き』の態度表明」に近い感覚があるようだとしています。

今時の子どもたち③

図:お小遣いの使いみち

(↑画像をクリックすると拡大します)

「タダ・ネイティブ」の特徴は
・友達とのつきあい方:ネットを「リアルと地続きの空間・居場所」として集まり遊ぶ
・コンテンツの楽しみ方:流行や新旧に関係なくおもしろければ受け容れる
・お金の使い方:好きなものに主体的に関わる表明手段としてお金を使う

こういう子どもたちが作り出す未来は想像がつかないですね。物事の判断基準が「好き・嫌い」「面白い・面白くない」となり、「良い・悪い」でなくなるのだけは避けたいものです。
しっかりと子どもを育てましょう。

『むやみに流行や新しいものを追わなくなった今の子どもたちは、インターネットにより無料で手に入るものやレコメンされるものを楽しむことがスタンダードとなった新しい生活者たちです。博報堂生活総合研究所では、その特徴から「タダ・ネイティブ」(=無料で楽しむことが当たり前の世代)というキーワードで彼ら彼女らを呼称しています。』
(博報堂生活総研「トレンド定点」第3回より)

※出典:全て博報堂生活総研「こども20年変化 タダ・ネイティブ、あらわる」より