屋外広告フォーラム活動報告③

屋外広告フォーラム活動報告③

屋外広告は行動喚起メディア

引き続き「屋外広告フォーラム活動報告」をご紹介します。
屋外広告をきっかけとする行動経験を調査したところ、多いのは「SNSの投稿」で約11%、その内15~29歳の男女は20.8%、学生は23.3%でした。

SNSの投稿以外で多いのは下記の通りです。
「屋外広告を写真に撮り保存した」:9.3%
「商品・サービス・企業についてインターネットで調べた」:8.4%
「商品・サービス・企業について家族や知人などと話題にした」:5.9%
「屋外広告に出ているタレントについてネットで調べた」:5.0%
「屋外広告をSNSで閲覧した」:4.4%
その他を含めて過去1年間で行動経験のある人は21.7%、その内15~29歳の男女は31.5%、学生は36.8%でした。

以上から
若年層で特に活発な行動を見せていることがわかります。30%以上って高い反応だと思います。

また、屋外広告きかっけとする行動経験で購入・利用に結びついている割合は下記のとおりです。
「商品やサービスをインターネットのサイトで購入・利用した」:2.9%
「商品やサービスを実際の店舗で購入・利用した」:2.1%

図:屋外広告をきっかけとする行動経験

(↑画像をクリックすると拡大します)

屋外広告と心理変容として以下のものが挙げられていました。

女性29歳 会社員 既婚

エリア:秋葉原 内容:日比谷ミッドタウン
「とてもゴージャスな広告だか、シックでシンプルな広告だからこそ、日比谷ミッドタウンに出向かないとわからないワクワクがあると予期できそうなサイネージ」
「ファッションもメイクも楽しめる場所なので近々訪れたいと思った」

●男性29歳 会社員 既婚

エリア:渋谷 内容:スーパースポーツゼビオ
「壁一面にXと上の部分の広告が一体となって、お店の存在感をアピールして効果抜群だと思った」
「用はなくても一回は入ってみたくなる」

屋外広告による購買行動喚起としては以下のものが挙げられていました。

●女性35歳 会社員 未婚

エリア:新宿 内容:すしざんまい
「買物で新宿に行き、ランチ時にどこかでパスタを食べようとしていたところ、この広告が目に入った」
「美味しそうなマグロの写真に惹かれ、すしざんまいに行った」

●男性22歳 学生 既婚

エリア:渋谷 内容:競馬ジャパンカップ
「第一印象は、ジャパンカップの時期になったんだと実感」
「ワクワクしたような気分で、自分も馬券を買わなければという気持ちになった」

以上から下記の内容が結論として示されています。
【屋外広告は、消費マインドを高め購買行動に至る具体的な心理変容や行動を呼び起こす】

次回は「屋外広告は街とのコラボメディア」についてご紹介します。

※出典:全て「屋外広告の5つのPOWER 日本屋外広告フォーラム調査委員会」より