海の豊かさを守ろう

海の豊かさを守ろう

海の汚染を防ぐ

前回お話しした通り、弊社では自分たちの街をよりすごしやすい環境へ自分たちの力でかえていくという主旨で関内地区において毎月早朝清掃をしています。
清掃活動を通して感じるのは、タバコの吸い殻(吸い口はプラスチック)やペットボトル、ビニール袋などのプラスチック製品の多さです。
これらは紫外線の影響や物理的な破砕によって細かくなり、側溝から川へ、川から海へ流れ込んでいってしまいます。
あるいは、風で飛ばされて海までたどり着いてしまいます。
これが海の汚染の大きな原因の一つとなっています。
SDGsの目標に⑭「海の豊かさを守ろう」があります。
人類は海洋資源に依存して生きてきました。
特に日本は海に囲まれた島国であるため、よりその傾向が強いと思われます。
しかし、今、海は汚染され、かなり深刻な状況に陥っています。
このままの状況が続けば、海洋資源が得られなくなる危険性があるとも言われています。

「海の豊かさを守ろう」のターゲットの一つが「2025年までに、海洋ごみや富栄養化(赤潮の原因)など、特に陸上の人間の活動によるものをふくめ、あらゆる海の汚染をふせぎ、大きく減らす」です。
海洋汚染の80%は陸の活動で発生した汚染(農業活動による流出物、栄養素や農薬の排出、未処理下水など)によるものだそうです。
また地球の温暖化により、海水温が上がり、海流の変化が起き、海の生態系に大きな影響を及ぼしています。

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大きな問題の一つとなっているのがプラスチックごみです。
ペットボトルやビニール袋などが年間800万トン、海に流れ出ているそうです。
廃棄されたプラスチックは風化しマイクロプラスチックと呼ばれる小さな破片になります。
これにより、毎年100万羽以上の海鳥と10万以上の海洋哺乳類が死んでいるそうです。
これは国際社会全体で取り組まなければならない大きな問題です。
世界220の沿岸地域の水質がSDGs CLUBのホームページに載っておりましたのでご紹介します。
これを見ると中国沿岸(日本海・東シナ海・南シナ海)からインド沿岸(インド洋)にかけての海洋汚染が特にひどいようです。

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出典:SDGs CLUBホームページより

海の汚染を防ぐために我々一人一人ができることは、ポイ捨てしないということも重要な一つだと思いました。