1.新年に寄せて

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変にお世話になりありがとうございました。本年も皆々様のご発展・ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 昨年当社は創立80周年を迎えることができました。これまでの皆様の温かいご支援、ご協力に感謝申し上げます。またその感謝の気持ちをいろいろな形で表させていただき、手作りイベントも開催いたしました。地域への感謝と未来を担う子どもたちへの想いを込めて開催した「電柱広告デザインワークショップ」です。
https://asahi-ad.co.jp/80anniv/anniv_top.php

参加した子どもたちのデザインした電柱広告が、自分の通う学校のそばに掲出され、自分の思いを形にする喜びを感じてもらえたのではないかと思っております。これからも地域への貢献を何らかの形で進めていければ、存外の喜びであります。

 昨年は戊戌(つちのえ・いぬ)でした。その性格である「良いものはより良く、悪いものはより悪く」なった年だったように思います。冬季オリンピックやアジア大会で羽生選手をはじめ多くの日本人選手が大活躍をし、日本中が大いに盛り上がりましたが、台風などによる極端な災害の多い年でしたし、米中貿易戦争のようにエスカレートしているものもあります。一方で北朝鮮問題のように(現状はよく分かりませんが)、収束している問題もありました。

 本年は、己亥(つちのと・い)です。己は紀であり己を正すこと。亥は干支の最後、季節で言うと冬に当たります。さらに亥は核に通じることから、種となるようなエネルギーを蓄える意味もあります。

 60年前の1959年は、岩戸景気の真っ只中でしたが、日米安保条約改定阻止国民会議が結成されました。翌年の60年に安保でエネルギーが爆発したものの、岸内閣の総退陣、池田内閣の発足、「所得倍増論」へと繋がり、新しい動きへとなった前の年となりました。

主な出来事は
・各地方に放送局が開局する。
・皇太子明仁親王(今上天皇)と正田美智子さんのご結婚。
・テレビの普及。
・キューバ革命。
・第1回日本レコード大賞に水原弘の「黒い花びら」。
・伊勢湾台風。

 今年は消費税の値上げもありますし、米中貿易戦争、その飛び火としての日米貿易問題など、もしかすると不況の入口となるかもしれません。昨年は物事をシンプルに整理することが「吉」と言われていましたが、今年はその整理した物事を義に照らして取捨選択し、来年以降の種となるようにしていくことが大切な一年と感じております。

 来年は庚子です。物事を進化させ、増やす年とも言えます。今年一年お客様のため、社員のためとなるビジネスの種をしっかりと作り上げる所存です。今年も引き続きお客様から頼りにされる会社を目指してまいりますので、何とぞご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 本年の皆々様のご発展ご多幸を心からお祈り申し上げます。

参考:
「干支の活学」安岡正篤著(プレジデント社)
「強運をつくる干支の知恵」北尾吉孝著(致知出版社)



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2.今時の子どもたち①

■子どもたちはどう変わった?

博報堂生活総合研究所が、1997年から10年おきに行なった小学4年生~中学2年生を対象とした「子どもの調査」をもとに、今の子どもが20年前と比べてどのように変化してきたかを発表しました。
結論から言うと、博報堂生活総合研究所では「お金を使って何かを買ったり、新商品や流行りのものを追ったりしなくとも、高い幸福感と豊かさを感じて生きているのが今の子どもたちである」と結論付けています。

インターネットの登場により、様々なことが大きく変わりました。子どもたちの考え方も大きく変化してきているということですが、逆に言うと執着心がなくなっているということだと思います。
自分の時と比較すると驚きます。私なんか、小学校高学年の頃は、プラモデルが欲しくって欲しくって、月300円の小遣いを何も使わず5ヶ月ぐらい貯めて買っていました。買うまではおもちゃ屋さんの前を通ると欲しいプラモデルを眺めていましたね。買って作るとそのプラモデルで壊れるまで遊んで、直せる場合は直し、、、そんな感じでした。

それが最近の子は物欲がないんですかね。親がすぐに買ってしまうんでしょうか。我慢するとか、物を大切にするとか、何かそういうことと無縁のような気がしてなりません。
これでいいのか!と思ってしまいます。

それでは細かく見てみましょう。
それによると大きく変化したのが、「消費・お金」と「情報環境」の分野ということです。
「消費・お金」では

・お小遣いをもらっている子は1997年の78.9%から2017年は63.0%に減少。

背景には、親と一緒に買い物に行った時に買ってもらう、ネットショッピングで買ってもらうなど、欲しいものはその都度購入するパターンの増加が考えられるということです。

■お小遣いをもらっている子は減少

・お小遣いの使いみちは「貯金」が1997年21.8%から2017年は53.8%と大幅に伸びトップでした。

一方で「マンガを買う」が47.5%から28.0%に「CD・DVD・ブルーレイを買う」は33.4%から4.8%に大幅ダウンしています。

貯蓄が大幅に伸びたというのはちょっと驚きですね。悪い事ではないと思いますが、「マンガを買う」が減ったのを含め、何だか皆が優等生的になったような気がします。

■お小遣いの使いみち

そして「情報環境」では
なんといってもインターネットの普及による変化です。
子どもたちにとってネット上にある様々な情報にアクセスすることは簡単なことです。

情報の関心度は
「流行っている物事を人より早く知りたい方だ」が1997年の64%から2017年は46%、「流行っている物事を人より詳しく知りたい方だ」が1997年の63%から2017年は41%といずれも20%ほど低下しました。
「インターネットに慣れ親しみ、たくさんの情報を瞬時に知ることが可能になったはずだが、子どもたちの気持ちはどうも流行からは遠ざかっているようだ」と分析しています。

・豊かさ・幸せの実感は
「自分のくらしは豊かな方だ」が1997年の65.7%から2017年は82.0に、「自分は幸せな方だ」が1997年の77.6%から2017年は91.4%と過去最高となっています。

■豊かさ・幸せの実感

他にもいろいろ変化が見られるようですので、次回ご紹介します。

※出典:全てJBpress 博報堂生活総合研究所「トレンド定点」より


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3.今時の子どもたち②

■子どもたちはどう変わった?

先月に引き続き、博報堂生活総合研究所が発表した「子どもの調査結果」をご紹介します。子どもたちの変化は前回ご紹介した以外にもいろいろあるようです。

今時の子どもたちは「勉強が大事で、親を尊敬し、親との距離は近づき、大人から叩かれた経験はあまりなく、友達はとても多い」ということになります。親からするととてもいい子ですね。ちょっと面白味がないかもしれませんが・・・。
いずれにしても我々の子どもの頃とは随分違います。

【価値観】重視することで、勉強が遊びを逆転
初めて、「勉強」が「遊び」を上回り、「勉強」が過去最高となり、「遊び」が過去最低となっています。20年間で大きく変化していますね。

「遊びと勉強ではどちらの方が大事だと思うか」を二者択一で質問
「遊びより勉強が大事」:1997年36.5% → 2017年58.1%(+21.6pt)
「勉強より遊びが大事」:1997年62.7% → 2017年41.9%(▲20.8pt)

■勉強が遊びを逆転

【家族との関係】尊敬度合いでお母さんがお父さんを逆転
お母さんが過去最高でお父さんを初めて上回っています。7割近くの子どもたちがお母さんを尊敬しているわけですが、お母さんがそれだけ頼りになる存在になったということでしょうか。

お父さん・お母さんがそれぞれ「尊敬する人」「友達のような人」「どうでもよい人」のどれにあてはまるかを質問
「お母さんは尊敬する人」:1997年54.8% → 2017年68.1%(+13.3pt)
「お父さんは尊敬する人」:1997年59.7% → 2017年61.5%(+1.8pt)

■尊敬度合い

【家族との関係】どんどん近づく親子の距離
いずれも過去最低で子どもと家族の関係・距離感が近づいているということです。家族が子どもにとって信頼できる存在だということでしょうか。
でも秘密はあると思うんですが・・・。

家族との関係を質問
「自分の部屋に両親が入ってくるのはいやだ」:1997年46.0% → 2017年36.6%(▲9.4pt)
「家族に言っていない秘密がある」:1997年50.3% → 2017年34.3%(▲16.0pt)

■親子の距離

【大人との関係】大人から叩かれた経験は過去最低に
いずれも過去最低で「お母さん/お父さんにぶたれたことがある」は初めて50%を下回っています。それにしても随分下がりました。親がぶたなくなったんですね。学校の先生が殴らなくなったのは、時代なんでしょうね。もし、殴ったら今は大変なことになります。愛の鞭という言葉はもう過去のものらしいです。
厚生労働省が「愛の鞭ゼロ作戦」というキャンペーンを行っているくらいですから・・・。

両親や先生に叩かれた経験の質問
「お母さんにぶたれたことがある」:1997年79.5% → 2017年48.6%(▲30.9pt)
「お父さんにぶたれたことがある」:1997年69.8% → 2017年38.4%(▲31.4pt)
「学校の先生に殴られたことがある」:1997年18.9% → 2017年1.6%(▲17.3pt)

■大人から叩かれた経験

【友達との関係】友達の数は過去最高に
友達が50%以上増えているのはとてもいいことだと思います。しかし友達の基準をどこに置いているのかを聞く必要があると思います。

友達の人数について具体的な人数を質問
友達の数(平均値):1997年50.7人 → 2017年77.3人(+26.6pt)で過去最高

■友達の数

次回は博報堂生活総合研究所が今の子どもに対して作った言葉「タダ・ネイティブ」をご紹介します。

※出典:全て博報堂生活総研「こども20年変化調査結果」より


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4.今時の子どもたち③

■タダ・ネイティブ

引き続き、博報堂生活総合研究所が発表した「子どもの調査結果」をご紹介します。

インターネットの普及により、通信料を除けば各種のサービスを基本的には「タダ」で利用できるようになりました。子どもたちは、「タダ」でコンテンツ(ゲーム、音楽、映像・・・)を楽しむことができます。

そんな「タダ・ネイティブ」はどんな時に積極的にお金を使いたいと思うのか。 実例として以下のことが挙げられていました。

●無料でマンガが読めるアプリを使っているものの、好きな作家の作品については「打ち切りになったら嫌だから、作者への感謝をこめて課金をしたい」

●マンガ雑誌の人気キャラクター投票で、自分の好きなキャラ3人全員に投票したいがために、同じ雑誌を3冊買った(1冊に1つ投票用紙が付いている)

●無料で遊んでいるゲームの中で流れている音楽にハマり、その音楽を生で聴くために、親の分も合わせて1万8000円もコンサートチケット代を支払った

この実例から「タダ・ネイティブ」にとってお金を払う行為は「好きなものに対する応援」や「好きなものへの接近」という「『好き』の態度表明」に近い感覚があるようだとしています。

■お小遣いの使いみち

「タダ・ネイティブ」の特徴は

・友達とのつきあい方:ネットを「リアルと地続きの空間・居場所」として集まり遊ぶ

・コンテンツの楽しみ方:流行や新旧に関係なくおもしろければ受け容れる

・お金の使い方:好きなものに主体的に関わる表明手段としてお金を使う

こういう子どもたちが作り出す未来は想像がつかないですね。
物事の判断基準が「好き・嫌い」「面白い・面白くない」となり、「良い・悪い」でなくなるのだけは避けたいものです。 しっかりと子どもを育てましょう。


『むやみに流行や新しいものを追わなくなった今の子どもたちは、インターネットにより無料で手に入るものやレコメンされるものを楽しむことがスタンダードとなった新しい生活者たちです。博報堂生活総合研究所では、その特徴から「タダ・ネイティブ」(=無料で楽しむことが当たり前の世代)というキーワードで彼ら彼女らを呼称しています。』
(博報堂生活総研「トレンド定点」第3回より)

出典:全て博報堂生活総研「こども20年変化 タダ・ネイティブ、あらわる」より

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