日本人の意識・行動の変化①

日本人の意識・行動の変化①

過去最高を更新した項目

日本人の意識や行動の変化について、博報堂生活総合研究所が1992年から2年ごとに2018年まで調査をしました。その結果についてご紹介します。
2018年に過去最高を更新した主な項目として以下のものが上げられていました。増加ポイントが多い順に見てみます。

「女性の上司のもとで働くことに抵抗はない」(+36.3pt)
 1992年33.5% → 2018年69.8% 1992年から倍以上
 「外国人と一緒に働くことに抵抗はない」も増加(1992年40,4%→2018年48.1%)
 職場の多様性への慣れが伺えるとともに、女性の地位が向上したということだと思います。

「クレジットカードを使うことに抵抗はない」(+30.7pt)
 1992年28.0% → 2018年58.7%
 2014年時点で5割に達し、2018年は6割弱、クレジットカード利用への抵抗感は減少。
 「日常的に電子マネーを使っている」も2018年には46.6%。
 支払いの多様化が進んでおり、現時点では更に抵抗がない人が増えていると思われます。
 それでも海外よりは低く、現金主義ですね。

「情報は自分で検索しながら手に入れたいと思う」(+10.3pt)
 1998年22.0% → 2018年32.3%
 「情報を集める自分なりの方法を持っている」も21.1%と過去最高。
 インターネットやスマートフォンが身近なものになったため、積極的に情報を得る人が増えています。

「外国人と結婚することに抵抗はない」(+9.1pt)
 1994年20.2% → 2018年29.3%
 若干上下しながら長期的にはゆるやかに増加。
 結婚に対する意識も、少しずつ柔軟になっているようです。

「人づきあいは面倒くさいと思う」(+8.8pt)
 1998年23.2% → 2018年32.0%
 2012年から伸び幅が増加し、2016年以降は3割台で推移。
 「友人は多ければ多いほど良いと思う」は半分以下に減少(1998年57.2% → 2018年20.5%)
 この結果から見ると、交際意識が大きく変化してきたようです。
 我々の感覚ですと友人は多い方がよいと思いますけど・・・
 会社の人と飲みに行かないのは、同じ感覚かもしれませんね。

「キャリアアップのためには、会社をかわってもかまわないと思う」(+7.1pt)
 1998年41.2% → 2018年48.3%
 2004年の44.4%が最高値でしたが2016年に更新し、2018年にさらに伸びました。
 働くことやキャリア形成への意識が少しずつ柔軟なものに変わってきているようです。
 労働市場やインフラがもっと変革すると、もっと変わるでしょうね。

「睡眠時間を増やしたい」(+5.8pt)
 1996年54.2% → 2018年60.0%
 1996年以降は50%台で推移していましたが、2018年に60%になり過去最高に。
 「趣味にかける時間を増やしたい」は減少(1996年62.2% → 2018年55.3%)
 日本人は世界的に見ても睡眠時間が少ないようです。
 秋田大学の三島和夫教授はその理由を3つ上げています。
 ①働きすぎ ②長すぎる通勤時間 ③長すぎるスマホ利用
 特に最近はスマホの利用が影響しているようです。

「コンビニの食品は私の食生活には必要だと思う」(+5.8pt)
 1996年14.6% → 2018年20.4%
 調査以降しばらくは15%程度で推移していましたが、2018年に20%を超えて過去最高に。
 「調理済み食品をよく使う」も増加(1998年21,0% → 2018年28.1%)
 単身世帯が増えているので、コンビニの食品や調理済み食品の需要が高まるのは頷けます。

図:2018年に過去最高を更新した主な項目

出典:【博報堂生活総合研究所「生活定点」調査】より作成

日本人の意識や行動はかなり変化してきているようですが、次回は2018年に過去最低を更新した主な項目をご紹介します。