■魅力度ランキング
昨年10月に都道府県魅力度ランキングが発表されました。
魅力度ランキングというは、ブランド総合研究所が2006年から実施している地域ブランド調査に基づくものです。調査対象者は全国で3万人ということですから、かなり信憑性があるものと思われます。
調査項目はそれぞれの地域に対して
・魅力度
・認知度
・情報接触度
・各地域のイメージ
・情報接触コンテンツ
・観光意欲度
・居住意欲度
・産品の購入意欲度
・地域資源の評価
等多岐にわたっています。
図:都道府県別魅力度ランキング
出典:ブランド総合研究所「地域ブランド調査2016」より
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各都道府県のランキングは以下のようになっています。
第1位:北海道
第2位:京都府
第3位:東京都
第4位:沖縄県
第5位:神奈川県
第6位:奈良県
第7位:大阪府
第8位:長野県
第9位:石川県
第10位:福岡県
魅力度上位市町村ランキングも発表されていますので、ご覧ください。
第1位:函館市
第2位:京都市
第3位:札幌市
第4位:小樽市
第5位:横浜市
第6位:富良野市
第7位:鎌倉市
神奈川県はベスト10に入っているのは横浜市と鎌倉市の2自治体です。またベスト100を見ると神奈川県は前記2自治体に加えて、箱根町、逗子市、横須賀市、茅ヶ崎市、小田原市と全部で7自治体が入っています。神奈川県は北海道の11自治体、東京都の9自治体に次いで3番目に魅力的な自治体が多い県です。
図:2016年魅力度上位100市区町村ランキング
出典:ブランド総合研究所「地域ブランド調査2016」より
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図:魅力度上位100市区町村に複数の自治体が入っている都道府県
出典:ブランド総合研究所「地域ブランド調査2016」より
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横浜市について少し詳しく見てみますと、全体では前回に引き続き5位でした。
項目別に見ますと居住意欲度が前回に引き続き1位、魅力度が前回に引き続き5位。
情報接触度は前回アップして3位になりましたが、今回は5位以内に入っていません。また、認知度が今回も5位以内に入っていないのがちょっと気になります。この二つがよくなれば、もっと上位に入れると思うのですが。
図:主な評価項目の上位ランキング(100市区町村ランキング)
出典:ブランド総合研究所「地域ブランド調査2016」より
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前回の調査で25位から18位と大きく伸びた宮崎県は、今回も18位から14位と伸びています。宮崎県がなぜ伸びたのか、ブランド総合研究所ではその理由を「オリ姫効果」にあるとしています。プロ野球のオリックスを応援する女性のことを総称して「オリ姫」と呼ぶそうです。3年ほど前から宮崎市でキャンプしているオリックスを応援するために、神戸方面から女性が大挙して訪れるようになりました。そのファッショナブルな姿がマスコミに数多く報道されことが、宮崎のイメージアップにつながり、特に20代の支持が高まったと分析しています。
因みに横浜DeNaベイスターズを応援する女性は「ハマっ娘」です。他には、広島カープは「カープ女子」、ソフトバンクは「鷹嬢」、タイガースは「TORACO(トラコ)」、ジャイアンツは「G-jo」というそうです。
写真:ハマっ娘ユニフォーム
出典:週刊ベースボールHPより
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魅力度と来訪客数は正比例するようです。横浜市に来ると面白いともっと思われる街にしていきたいですね。特に旭広告社のある関内は土日閑散としているので、何とかしたいなと思っています。
次回は神奈川県の魅力度について分析してみます。