■屋外広告は街とのコラボメディア
引き続き「屋外広告フォーラム活動報告」をご紹介します。
最初は「街での気分・同伴者の影響」についてです。
(問いに対する値は“あてはまる”“まああてはまる”の合計)
「街に行くと、何となく元気な気分になることがある」
・全体:53.4%
・15~29歳:54.8%
・街に行く時は誰かと一緒が多い人:64.6%
「自分一人だと気づかない屋外広告に、一緒の人が気づいていることがある」
・全体:29.4%
・15~29歳:35.1%
・街に行く時は誰かと一緒が多い人:37.8%
図:屋外広告をきっかけとする行動経験
(↑画像をクリックすると拡大します)
「一緒の人とその街の屋外広告のことを話題にすることがある」
・全体:28.8%
・15~29歳:36.4%
・街に行く時は誰かと一緒が多い人:37.9%
「一緒の人がその屋外広告について、自分とは違う印象や見方をしていることがある」
・全体:25.0%
・15~29歳:30.6%
・街に行く時は誰かと一緒が多い人:30.5%
街に行くことで元気になり、同伴者がいることが屋外広告の見方などにも影響しています。
街と屋外広告として以下のものが挙げられていました。
●女性31歳 会社員 未婚
エリア:新宿駅東口 内容:ドコモ
「新宿の街のようにカラフルな広告で、街にすごく馴染んでいた」
●女性33歳 会社員 未婚
銀座(松屋銀座) 内容:SKーⅡクリスマスコフレ
「数日前に渋谷で同じSK-Ⅱの壁面広告を見たが、街によって全く表情が違う ことに興味を持った」
●男性37歳 会社員 未婚
エリア:渋谷 内容:クラリオン
「昔から変わらない、渋谷の光景に今日も出会えた!という印象」
「高い屋外広告のSNS投稿割合」
来街者の屋外広告SNS投稿調査では、投稿経験ありと答えた方が各街とも多く、特に六本木・原宿・表参道・秋葉原では半数以上が投稿経験ありということです。
「目立つ動画の投稿」
投稿内容は静止画がダントツで多いですが、動画の投稿も六本木・原宿・表参道で高い数字がでていました。
図:来街者の屋外広告SNS投稿
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「SNS投稿以外の行動経験も多い」
来街者の屋外広告をきっかけとするSNS投稿以外の行動経験があるかという調査では、殆どの町で半数以上の方が、特に六本木・原宿・表参道では7割の方が経験ありと答えています。
また、屋外広告をきっかけとする主な行動としては、以下の項目で高い数字が出ています。
・「屋外広告を写真に撮り保存」
・「家族や知人などと話題にした」
特に今回調査した個人全体(5000人)と来街者の比較では「屋外広告をきっかけに購入・利用」について非常に高い数字が出ています。
図:来街者の屋外広告をきっかけとする行動
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以上から下記の内容が結論として示されています。
【屋外広告は、街の特色と相まって来街者にプラスの印象を与え、多くの行動の起点となっている】
次回は「屋外広告はポジティブメディア」についてご紹介します。
※出典:全て「屋外広告の5つのPOWER 日本屋外広告フォーラム調査委員会」より