■屋外広告は休日型メディア
引き続き「屋外広告フォーラム活動報告」をご紹介します。
「同じ街に行っても平日と休日では、気分や街の見え方が異なる」という問いに対して、“あてはまる”“まああてはまる”の合計は全体で58.0%、屋外広告をよく見る方は69.7%、時々見る方は63.5%でした。
半数以上の方が、平日と休日で街での気分や街の見え方が異なることを肯定しています。
図:平日と休日での街の捉え方
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「メディア・広告接触シーンの気分」を平日と休日で比較します。
屋外看板・ビジョンでは接触時のポジティブな気分の方は
平日:50.6% 休日:71.9% 増加率:42%
スマートフォン携帯電話では接触時のポジティブな気分の方は
平日:56.4% 休日:69.6% 増加率:23%
地上波民放テレビでは接触時のポジティブな気分の方は
平日:55.7% 休日:70.8% 増加率:27%
増加率を比較すると
屋外看板・ビジョンでは、休日の接触時のポジティブな気分が平日よりもかなり増加していることがわかります。
図:メディア・広告接触シーンの気分
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生活シーン別【「仕事・学校に向かう途中」「友人などと街ナカにいる時」「1人で街ナカにいる時」「自宅に帰る途中」】の屋外看板・ビジョンとの接触による行動を平日と休日で比較します。
行動の内訳は以下の5つです。
★注目 : 商品・サービス・企業のことに気づいた/写真に撮り保存
★興味 : 商品・サービス・企業に興味を持った
★検索 : 商品・サービス・企業をネットで調べた/問い合わせた/SNSで閲覧
★拡散 : 商品・サービス・企業のことを伝えたり話題に/SNSに投稿
★購買行動 : 店舗に見に行った/ネットサイトから購入・利用/実店舗から購入・利用
屋外看板・ビジョンと接触後の行動は、ほぼどの項目でも休日に増加していることがわかります。
図:生活シーン別 屋外看板・ビジョンとの接触による行動
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特に増加率が大きいのは、「友人などと街ナカにいる時」の行動で、検索が平日は11.9%、休日は20.9%、拡散が平日は13.1%、休日は22.4%で、それぞれ7割以上増加しています。
各生活シーンでのメディア・広告接触による行動の合計でも屋外看板・ビジョンでは平日に比べ休日は、注目・興味・検索・拡散が増加しており、平日を100%とすると休日は113%になっています。
以上から下記の内容が結論として示されています。
【屋外広告は、「注目」「興味」を始め「検索」「拡散」といった行動プロセスにおいて、休日により効果を増している】
図:メディア・広告接触による行動<平日・休日>
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次回は「屋外広告は行動喚起メディア」についてご紹介します。
※出典:全て「屋外広告の5つのPOWER 日本屋外広告フォーラム調査委員会」より