■デジタルOOHへのコンテンツニーズは高い
「屋外広告フォーラム2017年度活動報告」は今回が最終です。
今回は「デジタルOOH(映像メディア)の受容性」についてご紹介します。
「デジタルOOHとの接触頻度」は若年層ほど多く、週1回以上の接触は男女とも15~19才で60%に達しています。また、この世代でほぼ毎日見る人の割合は男女とも約2~3割で他の世代に比べ圧倒的に高い数字となっています。
●週1回以上の接触の割合
・全体:42.4%
・15~19才 男性:60.0%、女性:64.5%
・20~29才 男性:54.0%、女性:45.6%
・30~39才 男性:46.6%、女性:36.7%
・40~49才 男性:45.7%、女性:24.8%
・50~59才 男性:43.6%、女性:29.1%
●ほぼ毎日接触する割合
・全体:8.5%
・15~19才 男性:20.5%、女性:28.0%
・20~29才 男性:11.7%、女性:11.2%
・30~39才 男性: 8.0%、女性: 6.3%
・40~49才 男性: 8.0%、女性: 4.3%
・50~59才 男性: 6.8%、女性: 2.8%
また、これまでにデジタルOOHを「思わず見たことがある」とする人は、15~59才の平均では35%ですが、15~19才の男性が47.7%、同じく女性が58.6%と普段のデジタルOOHとの接触頻度と同様に、若年層ほど経験割合が高くなっています。
図:デジタルOOHを思わず見た経験
(→画像をクリックすると拡大します)
図:デジタルOOHを思わず見た経験
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デジタルOOHで必要なコンテンツは、「天気予報」「最新のニュース」など主に現行のコンテンツが挙げられていますが、デジタルOOHを思わず見た経験者では「季節に連動した広告・情報」や「天気や気温に連動した広告・情報」などダイナミックOOH(リアルタイムでコンテンツを配信)特有のコンテンツが相対的に求められています。
図:必要なコンテンツ
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図:必要なコンテンツ
(↑画像をクリックすると拡大します)
「デジタルOOHの受容性」についての調査結果のまとめは以下のとおりです。
【現在、デジタルOOHは若年層を中心に一定の浸透を見せている】
【これまでにデジタルOOHを“思わず見た”経験のある人では、「季節に連動した広告・情報」「天気や気温に連動した広告・情報」「近隣のイベント最新情報」等、デジタルOOHならではのコンテンツが求められている】
4回に渡って「屋外広告フォーラム2017年度活動報告」をご紹介してきましたが、屋外広告はSNSと相性がよく、街とお互いにイメージが重ねられ、情報行動の起点となるなど、今後も有効な媒体であることが証明されました。さらにデジタルOOHへ対しての期待が大きいことがわかりました。
弊社も自信を持ってお客様に屋外広告及そしてデジタルOOHをご提案することができると確信しました。
※出典:全て「日本屋外広告フォーラム」「調査委員会2017年度活動報告」より