■屋外短期媒体キャンペーン広告効果調査
(出典:日本屋外広告フォーラム 調査委員会 活動報告)
先月に引き続き「日本屋外広告フォーラム」の調査結果をご紹介します。 昨年10月末から12月初旬にかけて実施された「屋外短期媒体キャンペーン広告」効果調査の結果です。 調査対象媒体は表にある6素材です。
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図:調査対象媒体
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Ⅰ.素材別の好意度・購入意向
(事前vs事後【屋外広告認知者ベース】)
①好意度
『あなたは、「企業名/商品・サービス名」をどの程度好きですか』という問いに対し、 事前(企業/ブランド認知者)と事後(屋外広告認知者)で比較すると、6キャンペーンすべてで事後のブランド好意度が大幅にUPしています。 屋外広告認知者に対して、キャンペーン効果が明確に認められます。
図:好意度【事前:企業/ブランド認知者 事後:屋外広告認知者「見た」】
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②購入意向
『あなたは、「企業名/商品・サービス名」を買って(利用して)みたいと思いますか。』という問いに対し、購入意向についても、好意度と同様の傾向があります。
図:購入意向【事前:企業/ブランド認知者 事後:屋外広告認知者「見た」】
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Ⅱ.訴求ポイントとイメージワード比較
《有楽町:スマートフォン男性向け新機種告知》の場合
①訴求ポイント
『「企業名/商品・サービス名」について、それぞれあなたの気持ちに近いものをお知らせください。』という問いに対し、スマホのデザインや機能性の他、ステータス感、企業への期待感といった各スコアが大幅に上昇しています。商品とキャンペーンエリア(有楽町)との親和性の高さが窺えます。
図:訴求ポイント【事前:企業/ブランド認知者 事後:屋外広告認知者「見た」】
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②イメージワード
『あなたは、「企業名/商品・サービス名」にどのような印象をもっていますか。』という問いに対し、調査後は「信頼感のある」「クールな」「高級感のある」等のスコアが上昇し、反対に「安っぽい」が大幅にダウンしています。
図:イメージワード【事前:企業/ブランド 認知者 事後:屋外広告認知者「見た」】
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Ⅲ.短期媒体キャンペーン広告の クロスメディア効果
《渋谷:公営ギャンブル》の場合
テレビ、屋外広告、インターネットを活用したクロスメディアキャンペーンを行った公営ギャンブルのケースでは、認知~好意~購入意向すべての段階でスコアが段階的に上昇しており、テレビのみに比べ屋外、インターネットと重複接触メディアが増えることによる効果を確認できます。
図:クロスメディア効果 ~渋谷:公営ギャンブル のケーススタディ~
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「屋外短期媒体キャンペーン広告効果調査結果」のまとめは下記の通りでした。
屋外短期媒体キャンペーン広告は、もともとブランド認知度の低い(高くない)ものについては、ブランド認知度を高める効果が認められる。
当該屋外広告認知者(全体の約40%)については、ブランド好意度、購入意向、訴求ポイント、印象イメージ全ての項目について、明確な効果(スコアの上昇)が確認される。
訴求商品と街イメージの親和性を考慮することで、狙うべきブランドイメージの向上が図られる。またTV・ネットとのクロスメディア効果が改めて確認される。
この調査では、大変大きな効果が確認できたようです。
このように「屋外短期媒体キャンペーン広告」は企業のブランドの認知度、好意度、購入意向、訴求ポイント、イメージの向上に大いに効果が発揮されていることがわかりました。
屋外広告は企業のブランディングや購入意向の上昇のみならず、コスト的にも非常に効率的な媒体です。弊社では今後ともお客様のニーズにあったより効果的なご提案をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。