はじめに:広告は“出す”だけじゃ響かない。
広告を出す目的は、企業やサービスの魅力を「伝える」こと。
ですが、SNS・インターネットの普及もあり、生活者が自ら情報を入手できる時代になってきました。
広告も、ただ一方的に届けるだけでは、情報が埋もれてしまう時代です。
そんな中、私たちが大切にしているのは「広告を体験として届ける」という視点です。
お客様が求めるターゲットが思わず反応し、伝えたい情報を「記憶に残る体験」としてより届けるには、目的に応じてメディアを掛け合わせる“設計”も重要になります。
今回は、私たちがお客様へ「記憶に残る体験」を提供するための考えをご紹介します。

① 誰に届けるのか?から考える
広告を成功に導く第一歩は「ターゲットの明確化」です。
同じ広告でも、対象となる相手によって接触すべきメディアは大きく変わります。
たとえば、
■高校生・大学生
→ InstagramやYouTubeといったSNS広告
→特定の学校付近に掲出できる屋外広告
■働く社会人
→通勤時に利用する交通広告
→特定のエリアや趣味嗜好を絞ったWeb広告
■地域住民
→地元紙への広告掲載
→新聞折込やポスティング広告
など、“誰に届けたいか”が決まれば、おのずとその広告が
“どこで出会えるか”が見えてきます。



② メディアは単独より“組み合わせ”が効く
ターゲットへより深い体験価値を与えるためには、
複数のメディアを連携させることも重要であり、
広告がひとつの「情報」から「体験価値」へと進化します。
たとえば、
屋外広告で視覚的に印象づけ ⇒SNS広告(Instagram)でターゲット層に拡散
⇒Webサイトで詳細の情報と貴社の想いやストーリーを提供 ⇒店頭やリアルなイベントで実際に体験してもらう
このように、興味→情報→体験と段階的に広告を展開することで、
お客様の広告が記憶に残る体験へとつながっていきます。
また、リアルなイベントは「直接接触できる体験型の場」としても効果的です。
展示会や地元のイベントへの出展など、 実際に“触れて・感じてもらう”ことで、
さらに記憶に残る体験を与えることができます。

③メディアの選定=“戦略の翻訳”
私たちは様々な広告メディアを単なる“枠”ではなく、 “伝え方の選択肢”だと考えています。
つまり、お客様の目的や戦略を、最適な伝達の手段に“翻訳”することを意識しています。
そのために、広告の目的、ご予算やスケジュール、想定されるターゲットの行動パターンなどのヒアリングを欠かさずに行います。
また、メディアごとに“どんな感情が喚起されやすいか”を理解することも重要です。
■SNS広告:ターゲットへ共感を生み、拡散させる
■屋外広告:お客様の印象を定着させる。
■イベント:体験による記憶化
など、これらのメディアを組み合わせることで、お客様の課題に合った戦略が、
より現実的なアプローチに変わっていきます。

まとめ:広告は“メディア設計”で記憶に残る
広告を通してターゲットに“体験価値”を届け、記憶に残すためには、
単にどのメディアを使うかだけでなく、どう組み合わせ、どう感じさせるかにかかっています。
イベントを開催する、SNSで拡散する、HPで詳細な情報を届ける、屋外広告で印象づける。
それぞれに得意な領域がありますが、 最も重要なのは“狙った相手に、狙った感情を届ける”ことです。
私たちは、広告=体験設計と捉え、 戦略に基づいたメディアミックスをご提案しています。
「広告を出すか悩んでいる」「どのメディアが効果的かわからない」
そんなときは、ぜひ一度旭広告社へご相談ください。
「見た」ではなく「感じた」と記憶させる設計をすることが、私たちの役割です。