「自動運転の勘違い」

ADASをご存知ですか?Advanced driver-assistance system の略です。一般的には「エーダス」と呼ばれているそうです。日本語では「先進運転支援システム」と呼ばれています。 最近販売されている車には大体このシステムが搭載されています。すっごく便利です。追従車両が止まると止まってくれるし、車線をはみ出しそうになると警告音+修正をしてくれます。だけど、あれっ?大丈夫?と思うことがあったので、調べてみました。

そうしたら、「落とし穴があるので要注意!」ということが分かりました。自動運転と自動運転支援システム(ADAS)とはまったく違うシステムと言うことでした。それを認識していないと危険!だということなのです。自動運転と勘違いしての事故が多発しているそうです。

【事例1】

ADASを設定して高速道路を運転中。渋滞が発生。前方の停車中の車に衝突。

ADASはすべての障害物を認識できるわけではないそうなのです。だから、道路上にタイヤが落ちていたとか、セーフティコーンが落ちていたとかすると判断できず、そのまま突っ込んでいくということなのです。それが停止車両だったというケースです。

【事例2】

ADASを設定して高速道路で事故渋滞の中を低速走行中。前の車を追従走行。その車が事故現場を避けるために左に車線変更したら、前方に止まっていた事故車両が認識できずにそのまま加速して停止車両に追突。

この種の経験・・・いきなり加速する経験は誰もあると思います。高速道路で前の車が車線変更して、前が空いた途端に突然加速した経験ありませんか?そこに障害物があっても認識しなかったと言うことです。

国土交通省によると自動運転のレベルは下記の通りとなります。

出典:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

つまり、私たちの乗っている車の自動運転支援システム(ADAS)のレベルは「レベル2」の「特定条件下での自動運転機能(レベル1の組み合わせ)なんですね。図の左側にあるとおり「ドライバーによる監視」が必要なレベルということです。

私もこういった記事を読んで、自動運転と自動運転支援システムの違いが分かりました。そのあたりを認識して、自分の目で確かめながら、安全な運転を心がけましょう。

この手の情報は、いろいろなHPに情報が載っていますので、随時確認されるといいと思います。

                                           

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