
私事で恐縮ですが、私、落語をやります。先日落語会を開催いたしました。大学時代に落語研究会、いわゆる落研に所属してので、自分でも落語をやるからです。11/18(火)と19(水)の両日、初日は落研同期に手伝ってもらい寄席風に開き、二日目は当社のロックバンド「ASAHIバンド」との共演をいたしました。このバンドは初公演だったそうですが、チームワークよく、見事な歌と演奏を披露してくれました。ありがとう!
大学を卒業して落語からは遠ざかっていましたが、40歳になったときにジャズをしている青年会議所の先輩が一緒に老人ホームでやらないと誘われ、それ以来年数回するようになりました。今でも思い出しますが、久しぶりに演った時はまったくうけずに恥ずかしかったのを覚えています。でもその時にジャズバンドのMC兼ボーカルをしていた先輩の奥さんが歌って話をするのを見て、「これだ!」と弾けるものがあり、それ以来自分勝手な落語にならないよう演るように気をつけています。
落語が続けられたのは、その時にある出来事があったからでした。その日は2回公演だったのですが、1回目に見に来ていた一人の女性のご老人が2回目の公演には綺麗な洋服を着てお化粧をして見に来られていたんです。それには感激しました。さらに感激したことは、終わった後に私のところに来て手を握って離してくれないのです。その時思ったんです。「こういう人との貴重な出会いがあるんだ」、「あんな下手な落語でも人を元気づけることができるんだ」と思ったら、もっと上手くなってご老人に元気をあげられたら最高だなと思ったんです。まさに一期一会。いい経験をさせてもらいました。
閑話休題。
11/18(火)と19(水)の落語会は、関内駅前セルテ12階にあるライブハウス「ヤンキース」で開催させていただきました。18日は60名、19日は80名の方に集まっていただきました。定員50名のお店なので、キツキツでいらしていただいた方にもお店にもご迷惑をおかけしたことと思います。すみませんm(_ _)m
実は、このお店の入っているセルテのビルも関内駅前再開発のために、今年いっぱいで閉鎖、取り壊しになるのです。ヤンキースももちろん今年いっぱいで閉店。寂しい限りです。2014年再婚したときのお祝い会、2018年還暦のお祝い会、両方ともここで落語をさせていただきました。思いでのお店です。社長には、何かあると声がけしていただき、可愛がってもらいました。6階にもお店があるのですが、そのお店を運営されている奥様にも、よく飲みに行きお世話になりました。このビルは月に1回しかお休みがないんです。だからお二人とも大変だったと思います。そんなお二人に何か恩返しにと思って企画をいたしました。どれだけ儲かったか分かりませんが、閉店後どこか船旅にでも行ってノンビリしてほしいなと思っています。
こんなことができるのも落語があったから。落語の神様に感謝です。