
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
昨年は、生成AI旋風や日本初の女性総理・高市首相の誕生など、これから世の中が大きく変わっていくことを予感させる年でした。
ところで「40年周期説」というものをご存じでしょうか。日本は約40年周期で好循環と悪循環を繰り返すという考え方です。1905年の日露戦争勝利、1945年の第二次世界大戦敗戦、1985年のプラザ合意をきっかけとしたバブル景気突入、そしてその崩壊による「失われた30年」へと続いてきました。2025年は、この循環説で言えば底を打った年とも考えられ、これからの努力次第で大きく上向いていく可能性を感じています。
恒例ではありますが、今年一年を十干十二支から考えてみたいと思います。昨年は乙巳(きのと・み)でした。新たなことを始めることが大切で、さまざまな抵抗はあるものの、飽くなき挑戦が吉とされる年でした。
今年は丙午(ひのえ・うま)です。昨年の流れを受け、体制と反体制がぶつかり合う年になると言われています。将来に禍根を残さないためにも、難しい舵取りが求められる年となるでしょう。今年の干である「丙」は、「炳(あきらか)」の意を持ち、甲・乙を受けて陽気がますます盛んになる象とされます。一方で、物事は盛んになれば衰えに向かうとも言われ、陽気が極まることで陰りが見え始める時期でもあります。
一方、支である「午」は、「忤(さからう)」の意味を持つともされ、反対勢力からの突き上げを受けやすい象とされています。つまり丙午とは、これまでの支配的勢力が表向きは順調に見えながらも、水面下では反対勢力が力を蓄え、下から突き上げてくるような年だと言えるでしょう。
来年の丁未、再来年の戊申を乗り切るためにも、反対勢力をうまく取り込むのか、それとも真正面から向き合うのか、極めて難しい判断を迫られる年となります。
過去の歴史を振り返ると、一還暦前の1966年は、東京オリンピック後のいざなぎ景気が始まった頃でした。佐藤栄作内閣は3年目を迎え、自民党内の規律が緩み、「黒い霧事件」が起こります。その後、いわゆる黒い霧解散を経て選挙に勝利し、佐藤首相は続投。他派閥を巧みに取り込みながら政局を乗り切りました。反対勢力を取り込んだことが功を奏した時代だったと言えます。
さらにその一還暦前の1906年は、前年の日露戦争勝利によって綱紀が緩み、その後、明治天皇の「戊申詔書」へとつながっていきました。こちらも指導者の統率力によって、大事に至ることなく事態を収めています。
また1186年は、源氏が平家を滅ぼした翌年にあたります。突き上げ勢力として義経が頼朝に対抗しましたが敗れ、その後、頼朝の鎌倉幕府も北条氏に実権を奪われることになります。指導者の在り方ひとつで、その後の歴史が大きく変わることが分かります。
来年は丁未(ひのと・ひつじ)で、今年の丙午と合わせて「内憂外患の丙午・丁未」とも言われます。うまく差配しなければ、その翌年の戊申に収拾のつかない事態を招くとも言われており、今年は特に心して物事を進めたいものです。少子高齢化をベースに、物価高や人手不足といった課題が重なる中、今年の当社の具体的な方針は次の通りです。
*体制・反体制といった対立を生まないチーム経営を推進する
*そのため、これまで以上に丁寧な人事評価と処遇を行う
*必要に応じて思い切った処遇や組織改革を図る
*社内コミュニケーションの在り方を工夫する
*収益向上のため、サービスの付加価値を高める
*社内の人材やノウハウを活かした「旭ブランド」を再構築する
*行動喚起を目的としたクリエイティブを強化する
*横浜エリアを売る媒体パッケージを検討する
*「旭ブランド」確立にあたっては、謙虚さと感謝を忘れずに進める
これらを着実に実行してまいります。
参考:
「字統」白川静著(平凡社)
「干支の活学」安岡正篤著(プレジデント社)
「強運をつくる干支の知恵」北尾吉孝著(致知出版社)