美術展「”カフェ”に集う芸術家」を観て

美術展「”カフェ”に集う芸術家」を観て

東京・丸の内にある三菱一号館美術館の企画展を観に行きまた。

展覧会でこういう切り口ってあるんだなと感心しました。何が感心するかというと、カフェという、人が集う場所を媒介として自然に人の交流が起こり、芸術の流れができていくって、すごく素敵なことだと思いませんか。カフェからジャポニズムが広がっていったってことです。

カフェというとコーヒーを飲んで人がくつろぐ場所と考えがちですが、19世紀後半のパリのカフェは、キャバレーなども含めて、飲食のみならず人が交流する場所だったと言うことです。マネ、ゴッホ、ルノワール、ドガ、ロートレック、などなど。こういう人たちが集まり、コミュニケーションの中から自分の作風を作り変えていったって素敵なことです。

変なたとえ話になりますが、旭広告社が今あるのは、祖父が料亭の女将に電柱広告事業をしている人を紹介され横浜に上京し、電柱広告を始めたから、ということと似ていますね。

ピカソが生まれたのも、バルセロナに「クアトラ・ガッツ(四匹の猫)」を開店し、そこに若きピカソが通って、自分の作風を変えていったかららしいですが、このカフェは、スペインの画家カザスがパリ・モンマルトルにあった「シャノワール(黒猫)」というカフェを真似てつくったそうです。ChatGPTで調べてみたら、今でもこのお店はバルセロナ市の文化遺産として営業しているそうです。一度行ってみたいです。

日本だと、吉田松陰が作った松下村塾に人が集まり、勉強をして、切磋琢磨して、人が成長し、明治維新への流れができていった、そんな感じでしょうか。その松下村塾に行ったことがありますが、ちっぽけな建物なんです。とても明治維新がここを起点にしているとは思えませんでした。

パリやバルセロナにあったカフェは、行ってみると意外と「え?ここ?」って場所かもしれません。印象派の中では、それぐらいインパクトのあった場所だったのだと思いました。

そんなことを想像しながら、是非この展覧会をご覧いただきたいと思い、ご紹介しました。

9月23日(水・祝)までですが、是非お出かけください。

【概要】

「“カフェ”に集う芸術家ー印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」

会期:開催中  ~  2026年9月23日(水・祝)

会場:三菱一号館美術館 https://mimt.jp/ex_sp/cafe/

開館時間:10:00 – 18:00   ※ 入館は閉館時間の30分前まで

(但し、祝日を除く金曜日、第2水曜日、9/19(土)~9/23(水・祝)は20時まで開館。)

本展の夜間開館は大人向け!?

夜間開館時間(18~20時)限定で音楽による特別演出や少し大人向けの“カフェ”にまつわる裏話がご紹介されます。

休館日:祝日を除く月曜日

※次回の展覧会

 「フォンタネージ ~ イタリアの光・心の風景」

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