生成AIを使ってみました

生成AIを使ってみました
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■最近話題の日々進化している生成AIですが、一番有名なChatGPTの4oを使ってみました。会社の戦略・戦術の起点となっているのが、何と言っても「少子高齢化問題」ですので、先日横浜商工会議所で内閣官房参与(社会保障、人口問題)の山崎史郎氏のご講演「人口ビジョン2100」を題材に、AIを使用してみました。山崎氏の話とほぼ同じ内容でしたが、やはり過去のデータを元に生成するので、山崎氏が強調していた「2100年8000万人国家」「2030年までがラストチャンス」が入っていない点と、「外国人労働者の受け入れ」が余計な部分でした。こう考えると、生成AIで作った原稿は中身のチェックは、絶対必要ですね。

■山崎氏のレジメから項目だけ抜き出しますと、
Ⅰ.はじめに-今なぜ「人口ビジョン2100」を提言するのか-
Ⅱ.三つの基本課題
1.人口減少に対する国民意識の共有
2.若者、特に女性の最重視
3.世代間の継承・連帯と「共同養育社会」づくり
Ⅲ.これから取り組むべき「人口戦略」
Ⅳ.どのように人口戦略を進めていくか
となります。

そこに今回は、ChatGPTにプロンプト(命令文)として、「山崎史郎さんの発言を元に、日本の人口減少問題と対応策を書き出してください」と入れたら、下記の答えが返って来ました。

■日本の人口減少問題は深刻な課題であり、さまざまな要因と対策が考えられています。山崎史郎氏の発言を元に、この問題と対応策を整理します。

人口減少の要因
1. 少子高齢化:
• 少子化は出生率の低下と若年層の割合の減少を指し、高齢化は65歳以上の人口割合が増加することを意味します。2022年には日本の高齢化率が29.1%に達しています。
2. 非婚化・晩婚化:
• 結婚や出産に対する経済的な不安や、キャリア優先の価値観の変化が非婚化や晩婚化を促進しています。特に若者が結婚に踏み切れない理由として、結婚後の生活資金や結婚資金の不足が挙げられます。
3. 経済的不安:
• 子育てにかかる費用が高額であり、これが子どもを持つことに対する大きな障害となっています。共働き家庭が増える中、保育費や教育費などの負担が重くのしかかります。

対応策
1. 子育て支援の充実:
• 保育施設の増設や児童手当の拡充、非正規労働者への新給付制度の創設など、経済的支援を強化することが求められます。
2. 雇用環境の改善:
• 長時間労働の抑制やリモートワークの推進、有給休暇の取得促進など、働き方改革を通じてワークライフバランスを改善し、育児と仕事の両立を支援します。
3. 外国人労働者の受け入れ:
• 労働力不足を補うため、外国人労働者の受け入れと定着を図る政策が進められています。例えば、特定技能制度の導入や、日本語教育、地域社会への統合支援が行われています。
4. 女性と高齢者の労働参加促進:
• 女性や高齢者が働きやすい環境を整え、多様な働き方を推進することで、労働力不足に対応する取り組みが進められています。
これらの対策は、単独ではなく複合的に実施されることが重要であり、総合的なアプローチが求められます。人口減少問題に対して、日本政府や企業、地域社会が一体となって取り組むことが必要です。

■皆さんも試してみてはいかがでしょうか。ちなみに、ChatGPTにはバージョンが3.5、4、4oと3種類あります。3.5は無料ですが、4以上は月々3,000円(選ぶサブスクにもよりますが)かかります。