チーム経営総仕上げ

チーム経営総仕上げ
asahi 85

いよいよ2024年度が始まりました。今年は春に肌寒い日が続いたので、桜の開花が例年より2週間遅れとなりました。桜満開の新年度は久しぶりで気分いいですね。

さて、今年度はどんな年になるのでしょうか。コロナ禍はすっかり終息し、イベントなど戻り経済が完全に動き出したので、ありがたい状況になりました。広告面では、インターネット広告の伸びは相変わらずですが、新聞、雑誌などの紙媒体や交通広告の中吊りへの需要は戻ってきていません。世の中の変化も複雑化し、一人で対応していくことが大変になっています。

そこで、2024年度当社の運営テーマは「チーム経営総仕上げ」いたしました。2005年に社長に就任し、早いもので20年目の年を迎えようとしています。経営を始め思ったことは、「仕事は一人ではできない」ということです。世の中が複雑化してきて、益々チーム力で仕事をしないといけなくなっています。星野リゾートの星野代表が監修した書籍「1分間エンパワーメント」によると、チーム経営の3要素は、
1.正確な情報を共有する。
2.自律的な動きができるようビジョン、ルール、ガイドラインを決める。
3.セルフマネジメント組織にする。
とのことです。ここ数年、当社はこの書籍の教えをそのまま真似てやってきました。お陰で自分たちで考え行動するようになってきました。そして、最後の「セルフマネジメント組織にする」の段階に入り、チーム経営の底辺を上げる段階になったというわけです。

世の中が複雑になったということは、これまでのように、リーダーが戦略・戦術を考え、トップダウンで部下に指示を出していくだけでは変化に対応できず、成長は期待できなくなったということです。いろいろなアイデアを持ち寄り、役割を分担して、チーム力で変化に対応する環境づくりが大切になってきたと理解しています。例え小さな変化でも、自分だけのことだけでなく、会社の他の仲間にどう影響が出るのか、現場レベルでタイムリーに判断を下していくスピード感が必須と感じています。

またイノベーションの積み重ねも必要です。上司部下の垣根を外して、意見を出し合う環境も必要です。そのための取り組みとして、当社では「社長」「部長」といった呼び方を止め、「さん付け」で呼ぶようにしました。よりフラットな関係づくりが、よくいう「心理的安全性」を高め、チーム力をあげていくようです。今年2月26日から29日の日経産業新聞に「大和ハウス 自社リノベ」という記事がありましたが、成長の源泉は誰でも何でも言える環境づくりと書いてありましたので、早速当社でも導入しました。

当社の社是は「義は利の本なり」です。世のため人のため、お客様のため、仲間のために動くことという原点が当社の持ち味ですので、軸をぶらさず経営していきたいと考えております。皆々様の益々のご愛顧とご指導を賜れれば幸いでございます。

写真:今開催の里山ガーデンフェスタで