関内はどうなる

関内はどうなる
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●3つの大きな開発

今日は視点を変えて、我が街関内について書こうと思います。

現在関内は3つの大きな開発で囲まれています。

一つは、横浜市庁舎跡地開発。これは三井不動産が中心となり、2026年春竣工を目指して着々と工事が進んでいます。 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2022/0712/

市庁舎そのものは歴史的・文化的遺産として残し、ここを星野リゾートがホテルとして活用する計画です。また33階建ての高層ビルが建ち、大学などが入り産学でイノベーション創造の場になるようです。その他にDeNAが作るライブビューイングアリーナや京急、東急で運営する地域交通拠点などが入る予定です。

二つ目は、JR関内駅北口駅前開発。これは三菱地所が中心となって、2029年竣工を目指しています。 https://www.mec.co.jp/news/archives/mec201001_kannaiminatocho.pdf (サイトが開かない場合は、URLをコピペしてお使いください)

こちらは、150m(後に170mに変更)の高層ビルの中に高給賃貸居住スペースや国際的な産学連携のビジネススペースと商業施設が中心となる計画です。

三つ目は、海側の日本郵船ビル近辺の開発。これは日本郵船、三菱地所、宇徳が中心となって進めています。2027年竣工予定です。

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kenchiku/2021/kaigandooriteian.files/0001_20211228.pdf

こちらは現在あるビルを一部壊して立て直す計画です。宇徳ビルは解体が終わり建築許可の段階に入りました。こちらのビルは高さ45mで本業の国際コンテナの物流事業や港湾事業の強化を狙った施設+賑わい施設になるようです。また横浜ビルもほぼ解体が終わった状態になりました。こちらは100mの高層ビル(隣の神奈川県警本部とほぼ同じ高さと聞いています)となり、港湾、客船、物流、研究開発と海の事業全般をカバーしたビルとなるようです。郵船ビルは現在そのままの状態になっていますが、将来は古い建物を活かしてホテル事業を運営するようです。

●関内が素通りされてしまう

以上が関内を取り巻く開発の概要ですが、関内の街にプラスになるかどうかはこれからの私たちの街づくり活動にかかっています。 私が所属する関内まちづくり振興会 https://kannai-machi.com/ では、セントラル関内(尾上町通り、関内大通り、本町通り、みなと大通りで囲まれた部分)と定義して、ここを盛り上げようと活動しています

開発で盛り上がっている一方で、逆にセントラル関内が素通りされてしまう恐れがあるのも事実です。図-1を見ていただくとよく分かると思いますが、市庁舎跡地から横浜スタジアムを通って赤レンガ倉庫、中華街、山下公園に抜けてしまうパターン。

もう一つは関内駅前から馬車道を通り、みなとみらいや郵船ビルに行くパターンの二つです。旧市庁舎跡地開発の概要図を見ると明らかにスタジアム側に人が流れるようになっていますし、関内を降りて赤レンガ倉庫に行こうとすると、馬車道を通るのが一般的です。

(↑クリックして拡大表示)

この状態をいかに修正して行くかが現在私たちに課された課題です。関内活性会と関内まちづくり振興会で「まちづくりサロン」を立ち上げていますので、ここを中心にPJチーム、委員会、WSなどをつくり、活動を拡げ、エリアマネジメントへと進ませていこうと考えています。PJチームなどが立ち上がったら、ご参加をお願いすることがあろうかと思います。その時はご協力お願いいたします。